こんにちは。おだがき歯科クリニックの小田柿です。
当院では噛み合わせ治療のひとつとして、
「歯ぎしり」や「くいしばり」が強い方、もしくは歯周病が進行してしまい通常の噛む力であったとしても影響が出てしまう方に対して「ナイトガード」という、就寝時専用のマウスピースを用いた治療方法をご提案することがあります。
この「歯ぎしり」や「くいしばり」の称して「ブラキシズム」と呼ぶのですが、このブラキシズムの原因は主にストレスと言われています。
私たちは、溜め込んだストレスを寝ているとき無意識に歯を食いしばるったり歯ぎしりすることで、解消しているのですが、歯にダメージを与えるほどの過度な歯ぎしりはやはり治療により改善すべきです。
そこでナイトガードの効果
をまとめてみました。
①歯のすり減りを防止する(ナイトガードが身代わりとなって削られる)
②歯をマウスピースで繋いで固定することで、歯ぎしり中の力を全体に分散させる。そうすることにより1本の歯にかかる負担を減らす。
③歯が欠けたりや歯の根が折れて抜歯になるのを防止したり、セラミックなど歯の詰め物や被せ物が壊れるのを防止できる。
④顎関節の負担を減らし顎関節の症状を軽減する。
そんなナイトガードの欠点ですが、装着時の違和感があげられます。
その違和感から夜間就寝時に知らぬ間に外してしまう方もいます。
ただ逆に、使用していくうちに安心感からマウスピースを使用したほうが寝れるという方もいるので、まずは使用してみて様子をみることをオススメします。
(このナイトガードは健康保険適応で3000円程度で製作できます)
この現代社会においてストレスを感じずに生活している方がいないように、夜間の歯ぎしり食いしばりが全くない方は殆どいないという報告があります。
歯ぎしりやくいしばりをご自身で感じたり誰かから指摘されて気になっている方は是非一度ご相談下さい。