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当院での歯周病治療の流れ① 初診時

受付

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。

藤沢で開院してもうすぐ9ヶ月になります。
一般的な虫歯治療は勿論、歯周病治療や予防については特に力を入れたクリニックとして地域の皆さまに支持して頂けるような、
「お口の健康を患者さんご自身が実感できる」歯科医院を目指して現在も取り組んでおります。

今回は当院に初めて来院されてから、定期検診・メインテナンスに至るまでの治療の流れについてお話したいと思います。

①初診時
来院された際にまず最初に行うことは、問診票に必要事項を記入して頂くところからになります。
当院の問診票は、少々ボリュームがあり、2ページ25項目で内容も多岐にわたるため、お手数お掛けしてしまうのですが、
患者さんの健康状態やお口の中現状・それまでの経緯、どのような治療を受けたいのかを知るうえで非常に重要なツールになりますので、皆さんにお願いしております。

問診票の記入後は、
ユニット(診察台)にて、
記入して頂いた問診内容の確認をしながら、内容をもう少し掘り下げでお話をさせて頂き、検査を行います。

診療ブース

検査内容は、
○口腔内写真撮影
○レントゲン撮影・検査
○歯周病検査
の流れで進んで参ります。

まずは、口腔内写真撮影についてですが、
歯周病は サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも表現されることもあり、比較的痛みを伴いにくく、ひどくなるまで病気と自覚されることの少ない病気です。
初診時の歯肉の状態を記録しておくことで、患者さんに現状を視覚的に認識して頂き、治療していくことで患者さんご自身に口腔内が改善していく様子を感じて頂くことを目的として撮影をしています。

最新式のレントゲン設備《CT完備》

レントゲン撮影は基本的にはオルソパントモグラフィーというお口の中を全体的に撮影する方法を致します。
歯周病は、歯周病菌がつくる内毒素により歯槽骨という歯を支えている顎の骨が溶けてしまう病気です。
レントゲン撮影により虫歯は勿論のこと、肉眼的にはみえない歯茎の中の骨の状態をみることで、歯周病の進行状況を診断することが出来ます。

次に行うのは、歯周病検査です。
歯周病菌は、歯肉溝と呼ばれる歯の根元にある僅かな溝に溜まっていき、細菌の集落であるバイオフィルムを形成して炎症が引き起こされることで、歯周組織が破壊され、歯周ポケットという深い溝が出来て歯周病が進行していきます。

この歯周ポケットが深ければ深いほどバイオフィルムは取り除くことが困難になり、逆に浅ければ、歯周病が「安定期」になった後も管理がしやすくなります。

一言で、歯周病と言っても歯周病は、軽度のものから中等度、重度のものまでその振り幅は決して小さくなく、進行の度合いによって治療内容や治療期間が変わってきます。
初診時に歯周病検査を行うことで、その後の治療計画を立てて行くことになります。

小田柿先生

最初の問診により、過去と現状を伺い、
検査により、現在を知り経緯を推察することで、
その後、行うべき治療計画、すなわち未来を描くことが出来ると考えております。

虫歯や歯周病があるかどうかを調べるだけではなく、
何故虫歯になったのか・何故歯周病は悪化してしまったのか
を推察し、その原因に即した治療方法を選択することで、
その後の虫歯や歯周病の再発リスクを軽減、予防処置に役立てることが出来きます。