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口腔外バキューム

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。

歯医者さんの治療で歯石を除去したり歯を削るときなどに、“ゴオォー”っと音をたてて掃除機のように周りの空気を吸い込む「口腔外バキューム」という機器をご存知でしょうか。

口腔外バキュームは、治療中に飛散する水や唾液、粉塵を患者さんのお口の外で吸い込む機器のことで、
当院では患者さんに安心・安全な治療を受けていただくために5台全てのユニット(診療台)にこの口腔外バキュームを設置しております。

治療で歯を削る際、歯に熱が加わらないよう水が出る仕組みがあるのですが、これが患者さんのお顔の周りに細かな霧状の水となり唾液や歯・銀歯を削った際に出来る粉塵と混ざって飛び散ります。

そして、この水や粉塵が患者さんの顔にどうしてもかかってしまったり喉に吸い込んてしまうことがあります。

この空気中に飛散した個体または液体の微細な微粒子が浮遊している状態のことをエアロゾルと呼び、患者さんの口腔内に潜んでいた細菌やウイルスも含まれます。
新型コロナウイルスはエアロゾルを介して感染するかことがわかっており、空気中に飛散したウィルスなどの感染性物質を吸引することで感染予防対策に有効であるとして、厚生労働省にも導入を推奨されています。

歯を削るときに出るエアロゾルは水がほとんどで唾液は含まれているとしてもごく僅かです。
この機器がないと直ちに危険と隣り合わせということではないのですが、万全を期して導入しております。

当院が導入しているフリーアームアルテオという機器を生産している㈱東京技研の公式Youtubeでは、口腔外バキュームを使用した場合と使用しない場合でどれほど違いがあるのかを比較動画で紹介してくれています。

感染予防対策はどこまでやっても完全とはいかないものですが、これからもクリーンで安心・安全な歯科医療が提供出きるよう心掛けて参ります。