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2022 FIFAワールドカップ

こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。先日、約1ヶ月に亘って開催された2022 FIFAワールドカップがアルゼンチン代表の優勝をもって幕を閉じました。

優勝したアルゼンチン代表の10番リオネル・メッシによるメッシのための大会とも評されるカタールワールドカップですが、

結果優勝したアルゼンチン代表も初戦ではサウジアラビア代表に敗退するなど、近年稀に見る多くのジャイアントキリング(大番狂わせ)が起こった大会でもあり、次回のホスト国のひとつのアメリカ、アフリカ大陸の2ヶ国にアジアサッカー連盟に加盟する3ヶ国が決勝トーナメントに進出し、中でもモロッコ代表はベスト4に進出する等、ヨーロッパ・南米以外の国々がインパクトを残しました。

日本代表においては、下馬評を覆し、優勝経験国のドイツ代表とスペイン代表を撃破してのグループステージ首位通過という偉業を達成しました。今大会で4度目の決勝トーナメントに進出するもベスト16で惜しくも敗退となりましたが、首位通過は2002年自国開催時以来20年ぶり2度目のことで、2大会連続の決勝トーナメント進出は初めてのことです。

フェアプレーポイントにより薄氷を踏む思いでの進出となり、後のベルギー戦での激闘により掻き消されてしまいましたが、決して気持ちの良い突破の仕方ではなかった4年前に比べ、今大会は堂々と決勝トーナメントに駒を進める事が出来ました。

同じベスト16という成績ではありますが、世界に残した衝撃は過去最大のものであることは明らかで、少なくとも世界から日本代表が弱小国と捉えられることはもう無くなるように感じました。

ベスト8という目標としていた結果は掴むことが出来ませんでしたが、最終的な目標は優勝です。優勝4回を誇るドイツ代表が2大会連続でグループステージ敗退したように、もしベスト8に進出したら、次の大会は優勝に近づいているとかそんな単純な話では無いはずです。日本代表の成長は一大会のみで判断するものでは無く、初出場からの7大会中で4大会、約60%の確率でベスト16進出となったこと、今まで一度も逆転勝利をしたことのなかった日本代表が一大会でワールドカップ史上3度目52年ぶりとなる2度の逆転勝利をもぎ取った事も評価されていいと思います。

また、テクノロジーの導入により、遅延行為や不正行為が厳しく取り締まられる様になった今大会でも、日本代表の選手達は正々堂々と試合に望み、初出場から続けるレッドカード無しの連続試合記録は継続し25試合となりました。これは、世界に誇って良い記録です。

マリーシア(ずる賢さ)が拡大解釈され、審判の死角でのラフプレイやオーバーリアクション、選手交代時・ファウル時等の不必要な時間稼ぎが例としてあげられるような“卑怯”とも取れるプレイも散見されていた時代から、ビデオ判定(VAR)や正確なプレイタイムの計測が導入されたことで、それらが以前に比べ正確に取り締まられるようになり、クリーンなプレイばかりでマリーシアが出来ないと揶揄された日本代表が強豪国相手に失点しても辛抱強く諦めずに戦った末の逆転勝利にはスカッとしましたし、これが日本人の戦い方だと誇らしく思います。

そして、上位進出の為に最も大事なことは日本人選手個々のレベル向上であり、個人的には今大会はそれを強く感じました。4年後も目指せる若い選手も多く森保監督も続投とのことで、次の大会は勝手ながら期待してしまいます。

いまから4年後が楽しみです。