こんにちは。藤沢の歯医者「おだがき歯科クリニック」の小田柿です。
本日は診療終了後に藤沢駅南口側にある藤沢市口腔保健センターで開催された学術講演会に当院のスタッフ達と出席してきました。
演題は
「日々の診療から、糖尿病を考える」
ということで、市内にてご開業されていらっしゃる“さわ内科糖尿病クリニック”の院長 沢 丞先生が講師として“糖尿病”について解かり易く説明をして下さいました。
当院内では自由参加としていたにも拘らず、スタッフ全員出席希望だったことにびっくりしましたが、皆さん“糖尿病”という病気に関心があるようでした。
糖尿病という病気が身近であっても、きちんと理解することは難しい病気なのかもしれません。
スタッフは今回の講演で“糖尿病”がどのような病気なのか頭にすっと入って理解できたようで、解かり易く説明して頂いた沢先生には感謝するばかりです。
講演では、
血糖値の平均レベルの指標となるヘモグロビンA1cは数値が下がるまで期間を要するが、安定して咀嚼が出来る状態を維持することは糖尿病治療において重要な事なので、数値が下がっていなくとも、出来るだけ早く噛めるようにする為に、医師の判断で歯科処置を開始することを検討しても良いのではとお話されていました。
歯科以外の科ですと患者さんはマスクをしているので診察中になかなか口腔内を確認する機会がないとおっしゃっていたことが印象的でした。
生活習慣病である糖尿病や歯周病は、自覚症状が殆どなく検査をしないとわかりません。
なってからでは後戻りしにくく“今、困っていないから大丈夫”と放置していると将来困ったことなになる厄介な病気です。
糖尿病が悪化すると歯周病が悪化するリスクが高くなり、逆に歯周病が進んだ患者さんは、糖尿病発症や悪化のリスクが高くなることが明らかになっています。
糖尿病治療により、通院をされている方で定期的に歯科にかかられてない方は是非一度、検診を受けてみることをおすすめ致します。